■天体望遠鏡の状態を良好に保つためにはメンテナンスが重要
天体望遠鏡には愛好者が一定数存在しており、時計やバッグなどと同様に買取されるアイテムとなっています。
ここで、多くの商品と同様に天体望遠鏡についても高価買取されるためにはメンテナンスが重要です。新品に近い状態を保てれば保てるほど、買取金額は上昇する傾向にあり、メンテナンスの有無が買取金額に直結するのです。
天体望遠鏡を使用する際には、外観を傷つけないように配慮する必要があります。というのも、買取店で天体望遠鏡を購入する方は、子供向けに贈答品として天体望遠鏡を買い求めるケースがあり、贈答品として利用するためには外観に傷がない方が喜ばれるからです。
天体望遠鏡は組み立て式の物が多いですが、移動させる時にはなるべく完成状態で移動させることは避け、観測スポットで組み立てを行うほうが傷がつきづらくなります。また、観測スポットを選ぶ際にも、風雨に晒されづらい場所を選び、倒したりしないように床が安定している場所を選択する必要があります。
■天体望遠鏡の使用後には、メンテナンスが必要
天体望遠鏡は鏡とレンズが組み合わさった装置で、使用後に特別な処置は必要ないように思われがちです。しかし、天体望遠鏡の状態を良好に保ち、買取価格を上昇させるためには使用後のメンテナンスが重要です。
必ずすべきことは、ブロアという装置を用い、レンズに付着したゴミやホコリを取り除くことです。レンズをクロスなどで強引に吹いてしまうと傷がついてしまい、買取価格に影響を与えてしまいます。さらに、レンズに付着した汚れが酷い場合には、無水アルコールやレンズクリーニング溶液を浸したクリーニングペーパーで優しく丁寧にレンズを拭くようにします。
また、天体望遠鏡の外観に汚れがついた場合には説明書等に記載された洗剤を用いて、優しく汚れを落としてあげるようにしましょう。
汚れをすぐに落とせば汚れが固定化することなく新品時のような美しさを保つことができます。
メンテナンスを丁寧に実施しえいれば、買取査定でも高く評価されて、高価買取されることが期待できるのです。
■天体望遠鏡の保管場所や保管方法も、買取に影響を与える
天体望遠鏡の高価買取を実現させるために大切となるのがメンテナンスと共に保管場所や保管方法です。
天体望遠鏡は温度変化や湿度に弱い装置です。レンズや鏡筒内部にカビが生えてしまうと正確に集光できなくなって天体望遠鏡としての機能を果たせなくなり、最悪の場合、買取ってもらえなくなります。
カビは鏡筒内部と保管場所の温度や湿度の違いから発生します。
そこで、天体望遠鏡は直射日光にあたらず温度変化の少ない場所に保管しなければなりません。さらに、保管においては購入時の箱や専用ケースなどに入れ、防カビ用の乾燥剤と共に入れるようにします。このようにしておけば、カビの増殖を抑えられるようになります。
天体望遠鏡の鏡筒を垂直に立て、覆いを掛けた状態で保管される方もいらっしゃいますが、この方法だと、地震が起きると天体望遠鏡が倒れて傷ついてしまう可能性があります。できるだけ鏡筒を三脚から取り外し、ケースに入れて保管したほうが良好な状態を保てます。