双眼鏡の種類について
春が来る前に
雨が降り、雪解けが始まり、空気が温み始める「雨水」。どことなく、外の空気も春めいた匂いに変わってきた気がします。とは言っても相変わらず夜の冷え込みは厳しいままで、綺麗な星空を見るためには多少の気合いがと万全な防寒対策が必要です。
というわけで、たまたま天気が良かった某日。近場の山にある開けたところで星見を行いました。
ダウンジャケットにセーターに発熱素材のロングTに貼るカイロ、レギンスと重ね履きした靴下という装備。
見目は悪いですが、どうせ誰も見てないので問題ありません。
観測器材はミニポルタ VMC95Lです。生産自体はとっくに終わっている製品ですが、個人的に取り回しが良く、嵩張らず、色んな点で気を使わずに済むというだけの理由で持ち出してきました。
見え自体は正直にいって値段相応~といった感じなので割愛しますが、子供向けのおもちゃとは一線を画しているれっきとした『天体望遠鏡』なのは間違いないと思います。
実際、エントリーモデルとしては及第点ではないでしょうか? なにより懐に優しいです(個人的な感想)
寒さ
準備などで体を動かしているうちはまだマシなのですが、一度設置を終えると暖まった身体は少しずつ少しずつ冷えていきます。冬の山中は想像以上に寒く、鼻や耳、手足の指先などはすぐに感覚が薄れてきます。どれだけ厚着をしていても外気温の低さには勝てない、
つまり冬国育ちだろうがなんだろうが寒いものは寒いんです。着込むのにも限界があるのでどうしようもありません。
一旦車に退避して、少し暖まったら外で軽くスクワット。CSの某番組で見た「低体温症を防ぐにはこれ!」という感じの豆知識が役に立ちます。
血行がよくなって身体が動くようになったところで、観測に備えました。
ようやく見上げた空
天体観測そっちのけで自分の体温をどうにかしようとしていた私ですが、一度暖まってしまえばこっちの物。本来の目的のために、再度器材の調整を始めました。VMC95Lは専用経緯台も含めてわかりやすい構造なので、調整は容易でした。
ヘッドライトさえあれば両手が空くので、安物でもいいので買っておきたいところです。そういえばVixenでも天体観測向けの赤色LED搭載タイプライトが売ってますね。
汎用性の高さと「急に明るくなり過ぎない」設計がとても魅力的ですが、私は持ってません。欲しいです。
それはさておき、ようやく星見に入りました。目視では微かにしか見えない小さな星々が、視野いっぱいに広がります。
かつて人工的な光が少ない場所で見上げた満天の星空でも敵わない、圧倒的な天体の数々。
オリオン座も12月に見た時とは違う位置にあって、多くのほのかな閃きとともに冬の空を飾っていました。
学術的な事に言及できるほど知識が豊富なわけではないので、ただただ「きれいだなあ」と眺めているうちに時間切れに。
いい観察器材とあたたかい春を待ちながら、次の天体観測に備えたいと思います。いずれは撮影もしてみたいものです。
〈文責〉山崎
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